青空マーケットでススキのほうきづくりワークショップ！

粟国村では毎月1回、青空マーケットを開催しています。

粟国女性連合会と地域おこし協力隊で力を合わせて運営しており、今回で23回目の開催となりました！

マーケットでは島内で収穫された野菜や花の苗、雑貨などのフリーマーケットもあり、お茶を飲みながらゆんたくする場としても毎月楽しみにして下さっている方々もたくさんいらっしゃいます。

時には観光客の方々も立ち寄ることもあり、粟国産の野菜に関してや特産品の話をする交流の場ともなっています。

23回までの間には、島内の農家さんや野菜を栽培している方々に声を掛け出品を増やし、受け渡しや管理方法を決め、人が集まりやすいよう開催場所を検討するなど、初回から様々な工夫が積み重ねられてきました。

今回、より多くのみなさんに休日の青空マーケットを楽しんでいただきたい、子どもたちも一緒に楽しめるような仕掛けを作りたい！ということで「ススキのミニほうきづくりワークショップ」を同時に開催しました。

作るのは一番左側のミニほうきです。昔から作られていた方法で、誰でも作ることができるように簡単にしました。昔はよく各家庭の男性の方が手作業でススキほうきを作られていたそうです。

現在は作り手の方も減ってしまったそうで、無くなってしまうのはもったいない！と思い、まずは私がススキのほうきづくりを島の方から習うことにしました。

ススキを束ねて糸で巻き、少しずらして次の束を巻き。。。。と繰り返してボリュームを増やしていきます。今回はミニサイズなので、子どもさんでもすぐにできてしまいます。

「プラスチック製品にはない温かみがありますね～」と参加者の方のご感想。作り手によって変わってくるので、同じものはひとつとしてありません。世界にひとつだけのオリジナルマイほうきの完成です！

自然素材で手づくりされたのもは、古くなれば土に還すことができるというメリットもあります。

粟国島で自然を大切にしながら暮らしに活かしてきた、昔の方々の知恵。子どもたちにも伝わればいいな～と思います。

紐の結び方ひとつにしても技術があり、まだまだ教えていただかないと難しい部分もあります。参加者の方から「インターネットを調べたら作り方は出てきませんか？」と質問されましたが、残念ながら出てきません。

自分の目で見て習い、何度も練習を重ねるしかない粟国島の伝統的な民芸技術です。

今後も青空マーケットでは大人も子どもも楽しめるような企画をしていきたいと思いますので、粟国島にお越しの際、「青空マーケット」の旗を見かけたらぜひお立ち寄りくださいね！(^.^)