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島の味を子どもたちに伝える『ちゃ~びら祭』

粟国村農漁村生活研究会で『ちゃ~びら祭』が行われました。毎年手づくりのイベントを企画して、今年で5年目を迎えるそうです!

メインは粟国島の食材を活用した料理をみんなで囲み、食事とゆんたくを楽しみましょう~!ということで、特産品のもちきびかりんとう作りの仕事でお忙しいなか、前日からみなさんでご馳走の準備をされていました。

おばあたちの畑で採れた野菜を使った煮もの、天ぷら、炒めもの、島バナナもあります。子どもたちが喜ぶようにと粟国産小麦粉を使ったケーキやクッキー、サーターアンダギー、ようかんとデザートも盛りだくさん!!

炊きたてのもちきびごはんと粟国産の麦がぷちぷちと香ばしい麦ごはん、特産品のそてつ味噌で作られたワカメと豆腐のお味噌汁もありました。ドリンクはレモングラスティー。こちらも畑で栽培されているもの。後味が爽やかですっきりとして、油を使った料理とよく合います!

島で昔から家庭で食べられてきたお料理に加え、野草を使ったオリーブオイルを使用したドレッシングは今回初めて作った新作とのこと。

粟国産のタマネギはとても甘くてみずみずしく美味しいのですが、スライスしたタマネギと野草ドレッシングの相性は抜群でした!

粟国村の中学生3年生は高校生になると島を出て高校へ通います。今回のちゃ~びら祭では3月に卒業する前に、ぜひ島の料理を味わってほしいと中学生のみなさんをご招待していました。

各自自由にお皿を持って好きなものを選ぶバイキング形式の食事会。参加されているのは家族連れの赤ちゃんから幼児、小学生、中学生、大人まで。たくさん並ぶ料理に何から食べようか迷ったり、子どもたちがデザートを次々とお代わりしたりと賑やかです♪

食事が終わると中学生たちのご挨拶とゆんたくタイム、ひとりひとりに今日の感想を聞いてみます。「島にこんなにたくさんの食材があるなんて、今まで知りませんでした!」と驚いていたり、「今日は自分たちのためにありがとうございます」とお礼の言葉も。

「島のおばあ達が昔から畑で野菜を育て、ご馳走を作ってきた食の知恵を知ってほしい。島には何でもあるのよ~!」と説明していました。

楽しそうにゆんたくしている中学生とおばあたちの姿を見ていると、島の子どもたちのことを、大人たちがみんなで家族のように大切に思っている様子が伝わっていきます。島には「屋号(やごう)」という各一族の名称があるのですが、それを聞くとおばあたちはどこの家の子かすぐにわかるそうです。

後日、加工所前に飾られた「ソテツの葉のクリスマスツリー」には中学3年生たちの書いた合格祈願がたくさん下げられていました。「クリスマスのお願いごとが届くように!」と24日に間に合うよう急いで書いてもらったそうで、七夕の短冊のようだな~??と思いながらも、盛りだくさんに飾られたツリーに子どもたちへの温かい気持ちがたくさん詰まっていることが感じられました。

中学3年生のみなさん、生活研究会の皆さんからの応援を忘れずに春からの高校生活がんばってくださいねー!

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