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「大人も子どももみんな粟国島がだいすき!しまんちゅが教えたい粟国島」ツアー催行!

観光振興担当として、協力隊初年度から島あっちぃモニターツアーに携わってきました。初年度は観光協会の要望もあり、主に雨の日対策の屋内体験メニューを新規開発し、講師として参加。またガイドやコーディネーター補佐としてお客様対応を勉強してきました。

▲月桃蒸留水を使った虫よけスプレー作り体験の様子

▲ジェルキャンドル試作会

▲粟国島の素材を使ったジェルキャンドル作り体験の様子

今年度に関しては自身のスキルアップも兼ねてツアー全体の統括をしたいと考えるようになり、ツアーを1本企画し、合わせてコーディーネーター業務(添乗員みたいなもの)にも挑戦しました!

そのツアーが記事タイトルの「大人も子どももみんな粟国島が大好き!しまんちゅが教えたい粟国島」です♪

とっておきの3つのプログラムとして

①粟国島の美しい星空を、専門知識を用いてガイドを行う『星空観察』

②中学生の視点で生まれ育った島を案内する『粟国中学生ガイド“アグニーズ”による島内案内』

③粟国の村木フクギを使った染色と、島の文化や生活をご案内する『赤瓦屋根の古民家でゆんたくしながらハンカチ染め体験』をお客様に体験していただきました。

島あっちぃは比較的粟国島初来島の方が多いため、「初めての方に体験してもらいたいこと」と「しまんちゅが観光客の方に教えたい粟国島の良いところ」を掛け合わせたツアーにしました。①は観光協会既存プログラム、②は既存プログラムをパワーアップさせた新規プログラム、③は0からメニュー化を目指している新規プログラムです。

団体バスツアーの様な、大人数で慌ただしく終了するツアーではなく、少人数で手厚いおもてなしがしたい!ということで定員は5名に設定させていただきましたが、30名を超えるお申し込みをいただけました。ありがとうございます。

それでは、11月2日(土)より3日間催行されたツアーの様子をご紹介します。

『星空観察』

ツアー初日の夜に星空案内人の四方さんによるガイドで、粟国港にて行われました。この日は月と土星が大接近するという珍しい天体現象が見られるということでわくわく。

残念ながら雲が多く満天の星空とはいきませんでしたが、楽しそうに天体望遠鏡をのぞき込むお客様の様子が見られたり、ガイドへ熱心に質問される方もいらっしゃったので、満足していただけたのではないかと思います。

『粟国中学生ガイド“アグニーズ”による島内案内』

アグニーズは今年結成された中学生ボランティアガイドチーム。※過去記事参照

第三弾となる今回は9名の中学生が参加しました。アグニーズは主要観光地と東集落内、そして自分たちが通う学校をご案内。フクギの葉を遠くに飛ばす遊びをお客様にレクチャーし、手裏剣大会も行われ盛り上がりました。沢山の記念写真も撮影し、お客様と中学生どちらも沢山の思い出を作ることができたと思います。

その後の昼食交流会では、お客様と一緒に喫茶まはなでゆんたくしながら楽しい時間も過ごしました。デザートのコクうまAAアイスは、先輩粟国中学生達が開発に関わったこともあり、プレゼンもしてもらいました!

『赤瓦屋根の古民家でゆんたくしながらハンカチ染め体験』

講師を務めるのは、染め織り体験工房福木屋のオーナー。昔ながらの集落風景が今も残る粟国島を知ってもらうため、赤瓦屋根の古民家で島の文化をお話してくださいました。水に乏しかった昔を知ることが出来る家の造りや天水を溜める“トゥージ”(水瓶)、お家を守る防風林フクギなどをご案内。

後半は工房で、ハンカチのフクギ染めを体験していただき、お土産としてお持ち帰りいただきましたよ。

島あっちぃは“モニターツアー”なのでツアー終了後には必ずアンケートの記入をしていただきます。お客様はツアー全体のことや各プログラム、お宿さんや島内環境などを評価します。

みなさま、1時間かけて真剣に評価をしていただきました。

こうして3日間のプログラムが無事終了し、お帰りのフェリーを見送りました。

強制しなくとも自然と港に集まって下さるツアーに関わった島の方々には、生まれ持ったホスピタリティを感じました・・・!

今回は天気にも恵まれ、フェリー欠航等のイレギュラーに見舞われることなく無事に初めてのコーディネーター業務を終了することができました。

個人的に嬉しかったことは、アンケートの『またこの島を訪れたいと思うか』という問に対して、皆さまが高評価の『大変そう思う』にチェックしていただけたことです。

観光を通して“粟国島のファンが増え、リピーターとして何度も遊びに来て下さる方を増やすこと“は私の活動目標のひとつでもあります。

また余談ですが、粟国島に来るまでは旅行会社で働いてました。企画したツアーの添乗員も務めるという一貫したお仕事に憧れを抱いてましたが、実際に旅行会社が造成するツアー商品の多くは「企画」「仕入れ」「販売」「添乗」「現地ガイド」・・・など様々な人が関わって販売・催行されるため、企画担当者にはなれたものの、造成者の思いを直接お客様に伝えることはできませんでした。そんなこともあり今回は、憧れが叶った特別なお仕事でもありました。

私は残り約1年の協力隊任期となりましたが、島あっちぃやその他多くの機会を利用して粟国島の良いところをもっといろんな人に知ってもらえるよう、引き続き活動していきたいと思います。

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