9月は台風による中止が相次いだ粟国島の島あっちぃの体験ツアー。
10月に入りようやくお客さまの受入が可能になり、
「月桃のハーブクラフト」「星空体験」「シュノーケリング」などの体験が実施されています。
10月20日は粟国島の特産品を作っている粟国村農漁村生活研究会加工部で
「もちきびかりんとう作り」体験が行われました。
粟国村農漁村生活研究会加工部では、黒糖、もちきび、塩、ソテツと島の素材を活かした特産品づくりを行っています。
今回体験していただくのは、「もちきびかりんとう」黒糖味の手づくり体験。
2006年の「食アメニティ・コンテスト」で農林水産大臣賞を受賞したかりんとうは、
昔ながらの製法でひとつひとつ手づくりの作業で作られています。
最初は材料の小麦粉を手で丸めていくところからスタートです。
粟国島のふくぎ染めのてぃーさーじとエプロンを着用して、
おばぁたちに教わりながら、かりんとうの試食もしつつ、わいわいゆんたくしながらの作業~
「あなたはどこから?どこの人ね??」と参加者の皆さんはおばぁたちからの質問に応えつつ、
話しは粟国島の話題から、おばぁ達の人生観や恋愛観にまでー!!
今回は参加者の皆さんが全員女性だったこともあり、女性ならではの本音トークを楽しまれていました♪
かりんとうを作りつつ、お昼の交流会用の食事作りも同時進行です。
おばぁの畑の野菜たちを仕込んでいきます。シブイ(冬瓜)の煮物、お芋の天ぷら、ソテツ味噌のソーミン汁、結納揚げ、
身近にある長命草やミントも摘んできて島の食材で作ります。
「粟国島に住んだらいいさ~!」と移住の勧誘もさらりとしているおばぁたち。
明るく人懐っこくよそ者を受け入れてしまう懐の深さと、テンポよく笑いを誘うトーク、コミュニケーション能力の高さは島のおばぁたちのすごいところ。なかなかマネできるものではありません。
かりんとうが出来上がって冷めてくると、袋詰めの作業に移行。
きっちり量って袋のシールを閉じていきます。
一方では交流会の天ぷらを次々と揚げていきます。
盛り付けにはブーゲンの花や野草を飾って。
交流会ではみんなで作ったご飯を食べながら、島あっちぃは体験モニターツアーということで、「ツアーの率直な意見と感想を聞かせてほしい!」とのリクエストから、島の観光に関する真剣なお話しの場面もありました。
参加者のみなさん、貴重なご意見を聞かせていただきどうもありがとうございます!!
「塩かりんとうはビールのおつまみに、プレーンは若い人に人気があるよ~」とかりんとうの説明を聞いて、「友達への宣伝用に買っていきます!」と購入されていた方も。
11月15日(金)~17日(日)に那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開催される「離島フェア」にもおばぁ達が参加することを伝えると、
「また会いにいきますね~!」と言われていました。
「おばぁ達との会話が楽しかった!」「もっと長い時おばぁ達と間話したかった」「島んちゅならではの話が聞けて楽しかった」
と今までの参加者の方々からもご感想をいただいている「もちきびかりんとう作り」体験。
粟国島でしか会えない明るく温かなおばぁ達との体験は、旅のとっておきの思い出になること間違いなしです!