第2回「家庭でつくる月桃蒸留水」を開催！

10月6日に公民館講座「家庭でつくる月桃蒸留水」を開催しました。

第1回目は月桃蒸留水で化粧水と保湿ジェルを作ることがメインの講座でしたが、

第2回目は家庭の蒸し器を使用して月桃蒸留水をつくる方法を学びます。

月桃の植物解説、蒸留水のできる仕組みと家庭のお鍋でつくる蒸留水の作り方をスライドで説明。

「空は天然の蒸留装置」ということで、天気についてのお話をしました。雲と雨の関係、海から起こる上昇気流の成り立ちなど。

自然に関してのお話は、みなさん真剣に聞いてくださるのでこちらも気合が入ります！！

粟国島の月桃たちは今、種の季節。きれいなオレンジ色の実は、乾燥すると開いて中から種が出てきます。

月桃の種にも色々な効用があると言われており、昔からお茶や漢方薬などに利用されてきました。

鳥によって運ばれる種子散布、鳥の体内で消化されにくいように工夫されている種の知恵、

なぜ植物は遠くに種を飛ばしたがるのか？など植物の戦略についてのお話しもしました。

講座のあとは調理室へ移動して、実際に月桃の蒸留水をつくります。

まずは葉をみんなで手分けして、ざくざくと刻んでザルに入れていきます。

大人数でやると早い早いー！あっという間に刻み月桃が山盛りできあがりました。

今度は刻んだ月桃を蒸し器に入れて、火にかけます。沸騰したら様子を見て弱火に。

蓋の上には用意しておいた氷を置いて、蒸気を冷やすことで蒸留水が中のボウルに溜まっていく仕組みです。

お鍋を覗いて月桃のミスト蒸気でエステ気分～☆彡爽やかで優しい香りがリラックス効果を促します。

月桃の香りも女性の心身によい影響を与える要素のひとつと言われています。

しばらくすると、ボウルに蓋から落ちた蒸留水が溜まってきます。

蓋がきちんと閉まっていることと、蒸気をしっかりと冷やし続けることがポイントです。

完成した蒸留水で、化粧水とジェルを作成♪

月桃の花の成分や葉の成分を使って色を付けたり、ジェルのもとを混ぜたりと理科の実験のよう。

しっとりタイプ、さっぱりタイプとご自分のお好みで材料を加減してオリジナルの化粧水を作ります。

終了後は手づくりのドラゴンフルーツゼリーとレモングラスのハーブティーでゆんたくタイム。

ドラゴンフルーツの真っ赤な色がきれいなゼリーはみなさんに好評でした！

ご参加いただいたみなさん、粟国村教育委員会のみなさん、どうもありがとうございます。

次回は11月、冬の乾燥対策に向けての月桃蒸留水を使用したハーブクラフトを予定しています♪