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月の下のサガリバナ

粟国島の西側にある大正池公園。緑豊かな池のまわりを遊歩道で散歩できる森林公園です。

野鳥たちにとっては貴重な水源地となっていて、バードウォッチングのポイントにもなっています。

島の方から「今、大正池のサガリバナが見ごろだよ~」との情報をいただき、さっそく出かけてみました。

サガリバナはサガリバナ科の常緑高木で、花火のように無数に伸びる雄しべを付けた花が鈴なりに下がる美しい花です。

日本では沖縄県や奄美大島で見ることができ、観賞用に栽培もされています。

夕方5時に行ってみると、開き始めた花がいくつかありました。

夜に咲き翌朝には散ってしまう儚い花なので、見ることができるとラッキー!!

ということで『幸運の花』と呼ばれています。

夜8時頃、あたりも暗くなってきたところで懐中電灯を持って再び大正池公園へ。

下の池を取り囲むように植えられているので、ぐるっと回りながら観察。

サガリバナの木に近づくと、ふわっと甘い香りが漂っています。

フラッシュを光らせると、香りに誘われた虫たちもぶんぶん飛んできました。ぎゃー!

今年は例年に無くたくさんの花が付いている当たり年だそうで、色もピンク色や淡いクリーム色、白とさまざまに。

夜の暗さに浮かび上がる幻想的な美しさ。

月明かりに照らされているのがとてもきれいで、しばしほーっと見とれてしまいました。

夜中の開花時だけではなく、朝方5時頃の散り際も、ふわふわと落下するのがまた美しいそう。

満月の夜にはよりたくさんの花を付けるとのことで、また夜の散歩がてら見に行ってみようと思います。

大正池公園は粟国港から車で約10分。

大正池のまわりを彩る満開のサガリバナは、粟国島でこの時期外せない見どころのひとつです。

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